
うちの展覧会を好きでいてくれるお客様のひとり、さっちゃんは
ちょっと遠方に住んでいます
そして、公私ともに超多忙なので、うっかり展覧会のダイレクトメールを出してしまうと
豪雨だろうと強風だろうと、ある時は小学校低学年の御曹司を人に預けてまで
飛んできてくれてしまう。
だから大変困る。いや、大変嬉しすぎて表現がむつかしい。
陶器や硝子やオブジェや絵画めいたものは
あれを送って下さい、と言ってくれればおくれるけど身に付けるものは実際つけてみないとピン来ないだろう、、と
すっ飛んできてくれたら大変だから控えていた。
そしたら今日、じわじわと、真綿で首を絞められるメールが入った。
「あの、FBで見たイヤリング、、”キミにだけ届く音”イヤリングもうな〜〜い?」
!!あります、あります、すぐ送ります!
さっちゃんはおのまちあるふぁのある和歌山市よりずっといっぱいお店がある県に住んでいて
車もあるし何処へでも行ける。
なのにうちで欲しいものを探してくれる。
無性にうちで探したくなるみたい。
なんか、怪しい電波だしてるのかなあ、うちって。
ものが溢れている毎日にものが欲しいわけじゃない、人の温もりや会話や流れる空気を感じたいのだ。
少なくとも私はそうだから。
きっと、さっちゃんもそう。
そしてきっと、さっちゃんに届いた音色のイヤリングだったんだろう。
感謝!