
約一年前、礼儀正しく且つ武骨もののたかしとたかしのパンは
何の予告もなくおのまちにやって来た。
近辺のみならず
先日は東京からも予約をいただき
たかしは送らせていただいていた。
彼は顔色一つ変えず対応していたが、この一例はそうそうあることではないんだよ
特に注文してくださったのは女性ジュエリー作家で何故かものすごく
好き嫌いの激しい方で、都心のアトリエ周辺にはかなり多くの美味しい処は点在する。
・・・のに、和歌山のたかしのパンなのだ。
わたしは
小麦を栽培したわけでもパンを捏ねたわけでもたかしの親戚でもないが
ものすごく嬉しい瞬間だと思って感謝している。