30.08.2012
マ・ノン・トロッポ
Onomachi α 一階の南窓からはとてもいい感じの光が射す。
そんな窓辺のカウンターテーブルでちょっと意味深な本を広げながら
今月のアイスコーヒー”琥珀”を溶けた氷の隙間をぬってストローから喉に通す。
ちょうどいい感じの光は時間ごとに変化する。
須賀敦子の「霧の向こうに住みたい」の132ページあたり、、
・・・見事に日焼けした女の腕には金色のうぶ毛と同じ色のブレスレットがキラキラと輝き
キオスクで新聞を買ってからカフェで席を探している・・男の一人が「日の当たるほうがいいかな?」
と、聞く場面。。。
”マ・ノン・トロッポ (あんまりじゃないほうがいい) ”
白か黒かでなく 或は 勝ちか負けがではなく こんな言葉みたいなのがいい。
無理がなくてオトナな時間を持てる。