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03.12.2013 

丁寧にそこにあるもの

写真 (70) 作家さんと個展のお約束をさせていただくのは開催日の2年程前からが普通です。 お互いに様々な状況を踏まえながら気持ちも持って行きます。 少なくとも私はそうしています。って、コチコチに堅苦しい計画ではないけど 気持ちがあってこそ進めます。 今日、女性のお客様で「ずっと前、雑誌で見て忘れられなくていつかまた出会えるだろう。。って思っていたら おのまちさんで再会できました!作家さんの名前もわからず色と漂う雰囲気だけが強烈に記憶にあったけど ”二川さん”っていう人の器だったんですね」と愛おしむように家に連れて帰ってくれました。 ボタン一つのマシーンで大量に作られる見た目シャッキとした器との大幅な違いです。 人の感性でずーっと大事に記憶に残る。 人との出会い、お付き合いも同じだと思います。 めんどくさいように見えて丁寧にそこにあるものは魅力的です。 そしてそんなものほど「ケロッ」とした顔をしているのです。