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30.04.2011 

前北桂像写真展・FOREST

 


「前北さん、約束、忘れていませんか?」

一年弱前、とうとうしびれをきらして電話をした。


ここでしていただきたい芸術家のマチガイない人の一人、

写真家・前北桂像さんに、である。


時間的な生命の宝庫であるという森林に足を踏み入れ

神が宿る完成された森林形態と”片思い”と感じながらも

粘り強く融合していく。

時間をかけすぎて、気を失ったこともあるらしい。

「ごめんよ、ごめんよ、、」と言いながら樹木に近づく。

限りなく 生と死を繰り返す領域のなかで

彼は、大胆にも一瞬時間を止めてあげる。


時間を止めてあげる。


すべての生き物は何らかの力である一瞬でいい、

営みを止めてほしいんだ。

「放っておいてくれ!」と強がりにみせても

裏腹に「「誰かとめてくれ!」と哀願しているものだと思う。



切り取られた時間が明日から始まります。




シノブちゃんも 気持ちよく。




「あんなわかりやすい、簡単な入口があるんや!ここに居れば」

と、桂像氏はきょうもおしゃれなターバン巻いて

自転車でやってくる。



超えたところに位置する人は森林の中より森林たる魅力がある。




シダの実態も体感してください。



5月1日~5月8日まで。(6日金曜お休み)

 小野町デパート3階にて、作家:ほとんど全日在廊!






               館長・y