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16.03.2011 

平和なこと


きのう、写真展・エリちゃんのタイトルを

床に広げた紙に筆で書こうとしていた。

いつの間に来ていたのか頭の上から彼女の声。

「わたし、自分の名前を毛筆で書いてもらうのを見ているのが

 とても好きなんです!」という。

・・うん、やっぱり エリちゃんらしい。


でも

わたしも負けてない。

「わたし、書いてるところ見られるのが好きではないです。」^^ と。

でも


陰険な空気は流れない。

エリちゃんはにこやかに向こうのお部屋に行ったみたいだし、

私はそのまま集中した。

「できたよ~」 って呼んだらすぐ来たが

わたしは知っていた・・・遠くから見つからないようにずーっと見ていたことを。


紙と筆は ほんの些細な瞬間を 不思議なくらい平和にしてしまう。


今、特にそんなふうに気づく。


平和がどれだけ大きいことか、ということも。




そして

明日から始まる個展・浜崎さんの絵画の一つ一つは

両手の中でもコボレルヨウな、愛らしさに満ち満ちている。



そんな 場所でありたいと思う。



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