
東山魁夷の「コンコルド広場の椅子」という本。
数年前、椅子ばかりの展覧会をしたときに友人が古本市で見つけて持って来てくれた

人がいなくても 常に人を感じさせるもの
もしかしたら 人と同じステージに常に存在する

跳びたい、飛んでいきたい、と思ったら
形を変えて自由にエッフェル塔の上まで、もっと上のほうまで
ぐんぐんいけるし
東山魁夷さんは完全に椅子と同化している
という私も同じ感じかも

うちの家にもこんな穴の開いた椅子がある
随分古いのに過酷な使い方をしたので穴が空いてしまったのですが
それでも結構気に入っているので座ること以外でそばにいる
長いこと人間と付き合ってきたから
形を変えるのは当然で、その時々に味があるし美しい
いいところを見つけて光をあてて
一緒に年を重ねていけばいいとおもっている