30.10.2012
胡乱座・其の三
三回目となる、安藤雅信さんの茶事教室は
すがすがしい風が流れる秋篠の森の蔵で行われました。
真っ白な和紙で囲まれた蔵の中。
そこに多くを語らずひっそりと花器に活けられるほととぎす。
衝立の向こうには安藤さん見立ての今回初の茶道具。
そして こちらには緊張と期待100パーセントの客人生徒たち。
陶作家・安藤氏の仕切る茶事教室は”超えた楽しさ”の存在する時間。
主催の石村さんも毎回参加されますが いつも一番、注意される回数が多いのに
「ほんとに楽しい!ほんとに楽しい!♡」とまるで少女のよう。
ほんとに心底可愛らしい方であることがより一層明らかになります。
お茶の世界は気を引き締めてかかる度合が高いほど
奥深く 幅広く 個人が試され 暴かれ 自分の程度があからさまになる。
だから とっても素晴らしい習い事なのだと思う。