「前北さん、約束、忘れていませんか?」
一年弱前、とうとうしびれをきらして電話をした。
ここでしていただきたい芸術家のマチガイない人の一人、
写真家・前北桂像さんに、である。
時間的な生命の宝庫であるという森林に足を踏み入れ
神が宿る完成された森林形態と”片思い”と感じながらも
粘り強く融合していく。
時間をかけすぎて、気を失ったこともあるらしい。
「ごめんよ、ごめんよ、、」と言いながら樹木に近づく。
限りなく 生と死を繰り返す領域のなかで
彼は、大胆にも一瞬時間を止めてあげる。
時間を止めてあげる。
すべての生き物は何らかの力である一瞬でいい、
営みを止めてほしいんだ。
「放っておいてくれ!」と強がりにみせても
裏腹に「「誰かとめてくれ!」と哀願しているものだと思う。
切り取られた時間が明日から始まります。
シノブちゃんも 気持ちよく。
「あんなわかりやすい、簡単な入口があるんや!ここに居れば」
と、桂像氏はきょうもおしゃれなターバン巻いて
自転車でやってくる。
超えたところに位置する人は森林の中より森林たる魅力がある。
シダの実態も体感してください。
5月1日~5月8日まで。(6日金曜お休み)
小野町デパート3階にて、作家:ほとんど全日在廊!
館長・y