
陶芸家・井澤正憲さん
「作り続けている限り人と繋がりち続けるんですよ」
シンプルな中に込められたいままでの人生。
井澤さんは彼自身がシンプルで、そのシンプルが強い透き通ったもので
できているから外部から何にもできない。
「追い詰められないとダメなんですよ」と(毎度のこと)言うから
作家を追い詰める編集者みたいに接触しようとするけど
いっこうに接触すらできない。
2年前に突然押しかけて様子を見に行った彼の工房内の様子は
人体はここにあるけど透明人間みたいだった、、くらい
目の前の形に吸い込まれていた。
今回も もう 奇襲はかけないがそんな感じに
年齢と環境のせいで拍車がかかっていることだろう。
出来上がっても出来上がっても完成でない彼のかたち。
そんな彼の放つ光が
人を惹きつけ、半ば強引に 繋がり続けていくんだろう。