「先日、稲垣さんのうつわを分けていただいたのですが、まだ同じ種類の残っていますか?」というお問い合わせの電話。
電話でなくても「あった、あった!」と買い足しに来る人も。
一度自分の生活に参加させて見て、もっと仲間を増やそうと思ううつわやカトラリー。
稲垣さんがまだ学生の頃、教授に「日用品はごまかしがきかない。もっと夢のあることをめざせ」と言われたらしい。
使い手の為のデザインを貫く柳宗理の思念と遣い手のための機能を生み出す寺地茂の技術と人間性の心技を得ている今の稲垣さんがいる。
ごまかさないところから次が見えてくることを教えてくれる。