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05.07.2011 

その先はロシアの海

 

太平洋の青い・碧い海が、海だと思っている自分が

根こそぎゴッソリ入れ替わりそうな感触だった。

知らない色の、激しく哀しい勢いの波の連続。

そこからじっくり這うように昇ってくる北の太陽は

やっぱり不思議な色をしていた。

”太陽”という名前を何かに変えなければいけないような

そんな、心臓からこみあげる焦燥感もあった。

北の国へいくときは

どんな状態のときが最適なのだろう



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