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02.12.2011 

サーカス

この「サーカス」という名のお菓子、タルトタタン。 実際に茶室ゑびすに来てもらって、気に入ったソファに 着席していただいた瞬間から、いろんな角度からわかってくる その名前の由来。 (決して、サーカスを盛り付けるときの井上さんがサーカスだなんて言っていない。) 最近、サーカスから向田邦子さんの文を思い出した。      サーカスが街にやってきた。いちばん人気は小人の道化師である。      さっそく新聞記者がこの小人にインタビューに出かけた。      泊まっているホテルのへやをノックすると、太い声で、どうぞという。       ところがドアを開けると中にいるのはみあげるような大男である。      部屋をまちがえたと思い引っ込もうとしたら「オレがそうだ」という。      「だってあんたはでかいじゃないか」      「当り前さ。今日はホリディ(休日)だ」       イギリスのジョークだが、サーカスの怖さがよく出ている。     99パーセントの成功と1パーセントの失敗を期待して、人々は     サーカスに出かけていく。 そんな、おはなし。 ・・・とにかく、うちのサーカスは毎日、すごい人気モノなのです!                                      y