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22.10.2012 

大切にしてあげたい

「古来名の高い長次郎の茶碗を約30年間に少なくとも80碗は手にした」とういう林家晴三さんは めったに出会わないことを体験できた幸せを書いていたことがある。 平日の夕暮れまえ、 お客さんが途切れた時間、一心不乱にフロアーから各階段の隅からすみまで モップ掛けをしてくれる、ルミ。 階段の踊り場が薄暗かったので「あ、」と思って明りをつけると 「ありがとうございます!!」  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ね、全国のスタッフを抱えておられる方々の中でこんな体験できたひと どれくらいいらっしゃいます? 普通のようで、稀にしか見られない 隙間を埋める仕事。 それがものすごくいざという時の原動力と財産になる。 ルミの使っているモップの「カチッ、カチッ、、」とコンクリートにあたる音が とても愛おしく思えて そして、嬉しかった。