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09.04.2012 

本当のことは黙っていても通じる

初対面の男の子が遠慮がちに玄関さきに現れた。 何かを見ているようで、探しているような仕草をするけど 本当は本心はそこにはない。。そんな様子。 「なにか探していますか?」って少しいつもより控えめに話しかけてみる。 「・・・ここへ来て、会ってみたかったんです」とまっすぐこちらを見てくれた。 え、? ほんとにびっくりしたけど、ほんとに今、話を聞きたかったのが時間を追うごとにわかっていった。 「頑張れそうな気がします!」と、心が熱い感じになって言う。 帰り際 深々と頭を下げて挨拶をしてくれた。 私が遠慮がちに差し出した右手を遠慮がちに温かい右手で応えてくれたとき 特別なことをしてきたわけではない あたりまえのことを普通なレベルでして来ただけだけど 「まちがってなかったよね。」と思えた。 明日から 私もがんばれそうな気がする。                         y