10年ほど前になるが
祇園の古びたお茶屋さんを改造したフレンチレストランに入った。
狭い戸口のドアを開くと、パーっと目の前に広がった明るいキラキラした店内。
そのギャップにまずやられた。
そして、その次に衝撃的だったのが浅葱色のガラスのプレートに乗ってやってきたお料理。
中身は忘れたが10年たった今も浅葱色は私に贅沢な時間をくれたことは覚えている。
杉江さんの浅葱色のプレートを眺めていると、そんなことを思い出し
そして今回はそんな浅葱色を皆さんに紹介している側でいることに感動している。
杉江さんのガラスの透明感は
人の記憶の中まで透き通して進んでくる。