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01.06.2012 

過程

「完成品に興味はない。望むものまでの”過程”に美しさを感じるから」 という、若手俳優の言葉が今日は朝からずーっとメロディーとして流れている。 最近取材をしていただける中で、私もそんなフレーズを「まとめ」の言葉として使っていた気がするから。 年代も性別も環境も全く違い、今までもこれからも会うはずもない人と 同じ瞬間に同じフレーズを使っていることが ニヤリと うれしい。 自分のカケラをひとつみつけたようで、うれしい。 安全圏まで行こうと時間や身を削ってキワキワな線を半ばその危険度を楽しみながら 生きていく途中が まさにその瞬間が”今”なのが 輝いていて美しい・・という感じ。   「居心地のよい環境にいると、よどみや腐敗が生じる。一方、努力を強いられたり     周囲になじむことをよぎなくされることは、成長を促進する」 という、アメーバーの研究者たちの結果報告にもちょっと似ている。 完成されていないから想像力や経験値を活かしながら進んでいくと そんな過程に美しい線ができて 結局知らないうちに行くべきところに 到着するのかもしれないな そして 皆川明さんの本を開いてみたら このページに目が釘づけになっていた。