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20.07.2011 

木片

 


「世界一周」の巻、というタイトルの展示を見たことを思い出した。

イギリスのロジャー・アークリングという芸術家が、潮岬で作った作品の

”木片”から始まる。


彼は海岸に漂着した木片にレンズで平行に焦げ目をつけていき

日光を浴びて育った木から誰かが作った木片がやがて捨てられて

大海を漂流し、潮岬に流れ着き、日光による刻印を得て、私たちの前にある。

世界一周しているかもしれないこの木片にとって、潮岬はアックリングと出会った

特別な場所なのです。


こんな馴れ初めの木片から始まった展示は最終まで流れるように

時間を忘れて楽しめた。

初めにただ一つの木片で全作品を見せてくれた感じ。

たくさんの作品を見たが

これほど印象には残っていない。



意識的なものの考え方が変わっても、

意識できないものの感じ方は容易には変らない。

自分の感受性の質を変える自由のないのは、

皮膚の色を変える自由がないのとよく似たところがある。


という作家の言葉も同時に読み返したりして。



       
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20.07.2011 

自然の力

 15 安藤雅信 ボウル 8400円 一階大部屋の朝はこんな光 東と南に向いている窓があります あっという間に 暑く 黄色い光が差し込みますが 大きな台風が過ぎましたね たくさんの被害をもたらしたようです 早く まぶしいくらいの夏の光が 戻ってほしい いつも以上に そう祈ります kaori
19.07.2011 

「稲垣大」の仕業

 

喜んで 喜んで、

蚊取線香もこんなになっちゃいました!

「オシリに火をつけられて皆さんのために何周もジリジリ火を燃やすのに

こんなお洒落な真鍮の上で燃え尽きたいよ。。」

そんな彼らの心中察した稲垣大さんは エライ!

紀州塗のテーブルの上で

ところせましと並ぶ稲垣大の仕業に

来店されるお客様の「きゃ~~」という声声・・


    大さん、やるやん^^




   
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19.07.2011 

ピンクのシュシュ

 

藤田祥・陶芸教室。

予約時間の20分も前にピンクのシュシュは到着していた。

「エプロンの色が不満なんですが、今回もがんばります!^^」と

すでに顔がピンク色になっている。

「かわいい」

そして、この楽しみ方 すごい。

教室内では輪をかけたように真剣。

祥さんの手に穴が開くくらいビームを放っていた。

きっとX-Menの(名前は忘れたが)サングラスをかけた人も

負けるくらいに。

しかし、この一時間は 濃かった。

今月31日までの授業です。

まだ、空き時間ありますので真剣な一時間を体験してみてください。

 予約:073-425-1087
                小野町デパート直通




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17.07.2011 

初デートの場所

 
午後三時のお茶の時間に

若いカップルが小野町の玄関に現れた。

女の子はほんの一瞬ためらったが

「来れてよかったです」と手を取ってくれた。

二人はご夫婦で、数年前のドキドキ初デートがここだったらしいのです。

少しばかり喧嘩の日々だったので

二人の愛を見つめなおそうと思い小野町に。。


そんないきさつを玄関先で聞いた私は

二人仲良く二階ゑびすへの階段を上がっていく姿を

胸いっぱいで見ていたの。



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