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08.10.2013 

圡楽・福森雅武×ジュエリー・白洲千代子展

DM-01 圡楽・福森雅武×ジュエリー・白洲千代子展   「五観の美」  “生きることに、究極にシンプルで「豊かさ」のある10日間” 福森さんの土鍋は「家」の真ん中にある。 そしてそこには余計な言葉はいらない。 案内して頂いた居間の中央にいるのは土鍋なのか彼なのか、一瞬迷った。 しかも白洲正子さんが何かの対談でお座りになっていたお床の間だ。 「どうぞ、どうぞ。」と初対面なのに屈託なくかけてくださるお声で正気に戻り判断がついたくらいで、魔法にかかったように気持ちが和らいだ。まるで大宇宙にすっぽり抱かれた感じ。 そんな太い軸を囲んで人が笑顔で集まるのだ。 心の嘘はすぐ見透かされるから、芯から温まる場所が生まれている。 福森さんの在り方は、そこにいる人に「美味しい!」と喜ばせたいという 「無私の心」で成り立っている。 “笑顔で食することに感謝“幸せな毎日の基本はこれだ、と教えてくれます。 今回、福森さんご一家ととても親交の深い白洲千代子さんのジュエリーとコラボレーションすることになりました。 静かで品よく、しかし強烈に効く“妖しい毒”的輝きを放つ、千代子さんのジュエリー。 おとなしくあどけなくさえ思う彼女から出るパワーはちょっとイジワルめいている。 見たことのないジュエリーでの表現に私たちは息を飲む。 「祈りを感じるわ」とポツリと仰り、今回の作品テーマが決まる。 お二人とも、言葉はいらない。 こころから出たものはこころに真っ直ぐ届くことを実現してくださる方々。 豊かな季節に皆様がより一層豊かな時間を体験できますよう こころからご来廊お待ち申し上げます。                Onomachi α 代表 別所葉子
07.10.2013 

おんさ・和歌山巡回展終わりました!

1375027_419293368176834_489781139_n6日、秋晴れの中、和歌山巡回展・「おんさ」閉幕いたしました。 京阪神から多くの(特に若い)方がおのまちあるふぁまで足を運んでくださいました。 途中で一瞬、和歌山市博物館、或は展示ホールかと錯覚に陥りそうになるくらい 普段のおのまちとは一味違う空気に包まれました。 私たちにとってはイトヘンさんのコンセプトを初めての土地で場所で受け継ぐ2週間でした。 角谷さんはじめとしてカメラマンの三島さん、その他力の限りお手伝いくださったスタッフや ボランティアの方々の静かで力強い情熱にことあるごとに胸を打ったのです。 若いアーティストを育てる・見守る・自分たちの内からを叩き起こす・・静かに、を 一丸となって実行している姿に感動しました。 本日、隊長角谷さん率いるイトヘンチーム3人が撤収のお手伝いに来てくださいました。 全ての梱包を終え、ひとくぎりついて”梅の初恋”を3人仲良く飲んでいたかと思うと 「なんでも力仕事しますからいってくださいね」と。 ・・・「え、そんな。。」と一秒ほど遠慮する仕草をしたのですが すぐ本音が頭をもたげ次から次へと日頃動かせなくて困っていたものを頼んでしまいました。 まるでストレス発散のように。。 でも、そのきびきびしたなんとスマートな動きにおのまちチームは”梅の初恋”どころではなくなりかけました。 (あ、危ない。) 55人の作家さんの勢いで充満していた館内は久しぶりにシーンとしています。 はじめての試みで、反省点がいっぱいあります。 参加してくださった55人のアーティストの方々、ほんとうにありがとうございました。 大切な皆さんの分身を、まだ一度もあったこともない方の作品まで 預からせていただくプレッシャーも初めて経験して、例えようもない苦しさを感じました。 話したことのない方の作品にどう向き合えばいいのか、どう来てくださった方に伝えればいいのかが わからず混乱しました。 自分が、ほんとにめんどくさい人間だな、と感じた瞬間です。 でも誰に対しても、何に対してもわたしの接し方は変わらないと思います。 実際に触れたものしか信じない。人もモノも言葉も。 苦しかった経験をさせていただいたから明らかになったり次に続けることを明確にできたりしました。 いろんな人を巻き込んでの、おんさ和歌山巡回展をほぼ無事終了できましたこと、 全ての方々に感謝いたします。 イトヘン・鰺坂様、角谷様、ほんとうにお世話になりありがとうございました。 今後とも良きご指導、お付き合いをよろしくお願い申し上げます。 郵送させていただいた数十名の作家さんの手元に無事分身が届きますことをお祈り申し上げます。     Onomachi α
05.10.2013 

一口サイズの幸せ、mon bonheur!

DSCF5638DSCF5639 4種類の一口サイズ。 粉糖と抹茶の中には白ごまと黒ゴマがぎっしり! エリナは数々のプレッシャーにも関わらず腰が引けていない。 製菓学校で学んだ基礎を丁寧に自己表現して出してくれる。 小さいのに「わたしはここにいる!」と言っているブール・ド・ネージュと重なる。 丁寧なお菓子、本日出来上がりました! ”モン・ボヌール” 各種、アラカルトで登場です。お楽しみに~☆
05.10.2013 

「ワタシだったらこんなお菓子をここで食べたい」

DSCF5641DSCF5637 ユキコはおのまちのお客さんの一人だった。 いつの頃からかこちら側になってくれているけど こころは今でもきっと”お茶の時間大好きガール”のままだ。 今朝はシフトにも入っていないのに鼻息荒い。 甘いバナナの香とそれ以上に香り立つココナッツの風味。 一口、二口、食べてみたら止まらなくなったし、美味しい紅茶を飲みたくなった。 ”リュクサンブールの午後” おのまちで本日より。
04.10.2013 

中井君やトモくん、さらにオオタニナオちゃんたち。

最近おのまちに来てくれる中井くんとトモくんは お互いに全然知らない二人だけどこちらにとっては大変よく似ている人たちだ。 どこが?というと、 それは約70パーセントくらい探しているものに気づいているんだけど あとの30パーセントの部分の埋め方の方向性がわからない、っていう感じ。 約束もほとんどしないのに 「どうしているかな~」と考えているうちにひょっこり連絡があったり 不意に玄関に立っていたりする。 まだ若い二人は中性的な佇まいなのでおのまちの今の空気に馴染むんだな・・これが。 そうしているうちに夕方5時頃、オオタニナオちゃんカップルがちょっと早い夕飯を食べにくる。 服部竜也さんによく似た旦那は「ここは子供たち置いて二人でこんなに来たいから。」と Maxハッピー顔で車麩のスープカレーを「ハ~、シ~」言いながら食べている。 ほんとにもう・・ ここは不思議な所で、一瞬一瞬偶発的にドラマが始まる。 しゃちこばったおもてなしは、到底似合わないし出来そうもない。 どこにもない、面白いところになっていると最近特に思っている。