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28.08.2011 

世界のはじまり・「妻木良三」展

どこに始まりがあったのかわからない。
 
 
でも、いつ始まったのか記憶にある。
 
 
和歌山出身の画家・妻木良三氏。
 
二年少し前、はじめて彼の東京での展覧会用の冊子を見た。
 
 
「境景」
 
 
そのころ、信じていたものが崩れ神経の途切れだす瞬間を
 
 
繋いでいる時だった。
 
 
そんな時午後のカフェで開いた「境景」で
 
 
音のない血流が動き出すみたいな感じがした。
 
 
そんな 出会いだったのをはっきり覚えている。
 
 
動いていれば また 始まる。
 
それから約、900日後の 今年9月23日に彼の展覧会がここ
 
 
小野町で、現実となる。
 
 
和歌山出身の彼はやはり産まれた土地で最高に輝けると思う。
 
 
ただ、シンプルに そう思っている。
 
 
そしたら思いは現実になる。
 
 
迷いとか苦しみとかから生まれる達成感の喜びは
 
 
一朝一夕には味わえない。
 
 
このウネルような本物の想いを
 
 
妻木良三氏の無敵な鉛筆画で感じていただきたい。
 
 
ひとりひとりの内に潜む”世界のはじまり”が見えてくるはずだから。
 
 
「ZONE」 ゾーン
  妻木良三
2011年  9月23日(金)~10月10日(月)
 Onomachi α 全室にて
                           
 
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